今回はDJIの最新のフラッグシップモデル「Agras T30」のデモフライトを行いました!
T30の主な特徴として
・1時間あたり16haの広さに農薬散布が可能に
・果樹園への農薬散布も可能に
・肥料・除草剤の散布効率も向上
・液剤センサーにより農薬の交換タイミングをひと目で把握可能に
・3層シーリング構造で水洗いが可能に
・アームの折りたたみ持ち運びがしやすい
・球面型全方位レーダーと前後FPVカメラにより安全性が向上
・額縁散布モードにより変形圃場の散布の残しが軽減された
・バッテリー容量が向上
・自動航行性能が向上
中でも一番の特徴は果樹散布が実用的になった点だと思います。
これまでも果樹散布モード搭載のドローンはありましたが、葉の裏まで農薬がかからないというのが懸念点でした。
T30は左右のノズルが斜めに傾いているため、強い圧で地面にたたきつけられた農薬が舞い上がって葉裏にかかるようになっています。
図で表すとこのようになります↓
実際にティッシュをみかんの木の中に入れて、散布後に濡れているか確認したところ、しっかりと濡れていたので、中まで農薬がかかっていることが分かりました!
今回はデモフライトのため水の散布でしたが、次回は実際に農薬を散布してみて、どのくらい効果があるかを検証してみたいと思います。
また、事前に空撮ドローンで畑を測量し、あとは決まったルートを自動で散布してくれるというモードもあるので、そちらも試してみたいと思います。
ドローンでの果樹散布は難しいと思われていましたが、メーカーの企業努力でかなり実用的なレベルまで来ていると感じています。
今後さらにアップデートされ、果樹栽培が楽になると思うとワクワクしますね!
これからも最新ドローンの情報をアップしていきますので、お見逃しなく!